「不明の病気」で例に挙げたケースの時、彼女を診察した内科の先生は、まさか高校生がとも考えたのですが、万一ということもあり、産婦人科医へ連絡したのです。
このことが功を奏しました。
産婦人科医であれば、容易に性交渉の有無や、月経がいつあったのかというような、内科医ではあまり詳しく聞けないようなことも簡単に聞き出すことができます。
その結果彼女は、性交渉が日常的にあり、しかも性交渉に骨盤の奥のほうが痛いと感じていたと話しました。
産婦人科医の診察で、骨盤内に炎症による痛みがあること、痛みはそこだけではなく右の肝臓のあたりまで達する上腹部におよんでいることが明らかになりました。
そのうえ、これだけ強い炎症反応がありながら、白血球が増えていないことから考えると、これはまさにクラミジア・トラコマティスによる骨盤腹膜炎と肝臓周囲炎であるとの診断がつきました。
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